鹿児島黒豚とは about

What’s かごしま黒豚?おいしさの理由がわかる、6つのキーワード

かごしま黒豚の歴史〜起源・改良〜

ルーツは古く、およそ400年の歴史。琉球から薩摩へ

ここがポイント かごしま黒豚の要点整理1
  • 約400年前に島津家久により琉球から移入したのが起源。
  • 幕末の重鎮、水戸藩主徳川斉昭公も絶賛。
    郷土の偉人・西郷隆盛も豚肉料理をこよなく愛した。
  • 明治初期、イギリスからバークシャー導入。黒豚の品種改良が本格的に開始。
  • 昭和30年代には、東京で黒豚ブーム。「かごしま黒豚」は高品質な豚肉の代名詞に。

中国から琉球、鹿児島へと伝わった黒豚
品種改良の末、その人気は全国区に

「かごしま黒豚」のルーツは今から約400年前に、島津18代藩主・家久により琉球から鹿児島に移入されたといわれ、その後、長年に渡り県内で飼育されてきました。
鹿児島の黒豚の名が知られるようになったのは、黒船で揺れる幕末期の頃、外交問題の重鎮・水戸藩主徳川斉昭公をして「いかにも珍味、滋味あり、コクあり、何よりも精がつく」と言わしめ、郷土の偉人・西郷隆盛もこよなく愛したといわれています。
明治に入ると、黒豚の品種改良が本格的に取り組まれ、在来の黒豚にイギリスから導入したバークシャーと交配することで、おいしさに一層磨きをかけたのです。昭和20年代には、鹿児島から東京の芝浦へ出荷が行われ、そのうまさと品質の良さが評判となり、昭和30年代には、東京で黒豚ブームが巻き起こり、本県産の黒豚は「鹿児島黒豚」と称され、高品質な豚肉の代名詞として広く知られるようになったのです。

かごしま黒豚の歴史~盛衰そして復活~

一時は絶滅の危機?見事な復活劇。その影に生産者の努力あり

ここがポイント かごしま黒豚の要点整理2
  • 昭和30年代半ばに経済効率の高い白豚が導入されて以降、黒豚頭数が激減。
  • 鹿児島県内でも白黒論争勃発。しかし、「量より質の時代が必ず来る」と信じ、鹿児島県は黒豚の振興を決定。
  • 県畜産試験場による黒豚の改良など生産者・関係者の努力により、徐々に回復。
  • 平成2年には、生産者を中心とした「鹿児島県黒豚生産者協議会」が設立。
  • さらにおいしい黒豚を求め、品種改良への取組と生産者の情熱は休まない。
高品質・生産効率低い 黒豚 質より量・経済効率に勝る 白豚

質より量の白豚の台頭で絶滅の危機
復権を信じた生産者や関係者の努力で見事復活

品質の高さでその地位を確立した黒豚ですが、昭和30年代半ば、県内に経済効率の高い白豚が導入され、事態は一変します。高品質だが生産効率の低い黒豚と質より量の白豚で白黒論争勃発。形勢は白豚が圧倒的で黒豚は減少を続け、一時期は絶滅の危機に瀕します。
そんな状況を救ったのは、「量より質の時代が必ず来る」と信じた、生産者や関係者の存在でした。昭和49年、県では黒豚の振興を決定し、その後、黒豚の品種改良など、生産者や関係者の努力により、頭数や農家数も徐々に回復。そして、平成2年には、生産者を中心とした「鹿児島県黒豚生産者協議会」が設立され、美味しい「かごしま黒豚」の生産や消費者に届ける取組により、今日では「かごしま黒豚」は多くの方面から高い評価を得ています。

黒豚の先進地である鹿児島

黒豚のおいしさを支える
国内でも類をみない改良の歴史

黒豚の先進地である鹿児島は、黒豚の研究においても世界でも類をみないスケールと内容を誇っています。鹿児島県の黒豚の改良は、民間の指定種豚場でも能力の高い種豚への改良が行われていますが、鹿児島県畜産試験場では、全国でも唯一、バークシャー(黒豚)の「系統豚」の造成を行っています。
昭和57年に系統豚「サツマ」が完成。平成3年には、「ニューサツマ」が、平成13年には、「サツマ2001」が完成。さらに、平成27年には、第4系統豚「クロサツマ2015」が完成し、さらにおいしいかごしま黒豚をお届けする体制が整ってきています。
このように、かごしま黒豚のおいしさの背景には、つねにおいしさを追求する研究への姿勢があったのです。

かごしま黒豚の定義~こだわりの生産~

肉質をさらに良くする、好物は甘しょ(さつまいも)?厳格なルールの存在

ここがポイント かごしま黒豚の要点整理2
  • 他の豚と比べ、肉質の良さが特徴のバークシャーを飼育
  • 甘しょ(さつまいも)の給与により、更なる美味しさを追求
  • 生産者が愛情と手間ひまかけて生産・出荷
  • 平成11年に「かごしまブランド産地」に指定
check 品質 バークシャー種

バークシャーを基礎に品種改良
研究への情熱が生んだ高品質の黒豚

県黒豚生産者協議会では、「かごしま黒豚」を生産するために必要な基準を設けています。その1つめは、豚の品種。「かごしま黒豚」は全てバークシャー(アメリカバークシャーは除く)で協議会では、他の品種と混飼しないことを条件としています。バークシャーは、体毛は黒色ですが、四肢、鼻梁、尾端の6箇所に白斑があり「六白」とも呼ばれ、他の豚と比べ、産子数は少なく、発育が遅いものの、筋繊維が細かく歯切れがよい、うま味をたっぷり含んでいるなど、他の品種にない特徴を多く持っています。

check 品質 バークシャー種

健康的で優れた肉質
おいしい黒豚の秘密は甘しょパワー

「かごしま黒豚」を生産するために必要な基準、もう1つは、肥育後期に甘しょ(さつまいも)を10%~20%添加した飼料を60日以上与えること。甘しょを与えることで、黒豚の脂肪の質が向上し、さっぱりとした食味やしまりのある肉質が生まれるのです。また、赤肉脂肪中に抗酸化作用のあるビタミンEが増加することも研究によって分かっています。協議会の会員は、甘しょの給与基準を厳守しておいしい黒豚を生産しています。

check 品質 バークシャー種

時間をかけてじっくり肥育
より引き締まった肉質へ

「かごしま黒豚」は、一般的な豚の1.2倍から1.5倍ほどの肥育期間を経て出荷されます。出荷日齢は概ね230日〜270日程度。これも生産基準の1つです。じっくりと、大切に育てられることで、より引き締まった肉質が生まれるのです。

県黒豚生産者協議会の会員は、このような「かごしま黒豚」を生産する基準をしっかりと厳守しながら、鹿児島の豊かな自然の中で品質の高い「かごしま黒豚」の生産を行っており、その肉質は、「軟らかく、歯切れがよく、うま味がある」と県内外でも人気が高く、平成11年には、「かごしまブランド」にも指定されています。

おいしさの証明~数字でわかる美味~

おいしさの証明。ケタ違いのうま味・甘み。やはり別格

ここがポイント かごしま黒豚の要点整理2
  • 「かごしま黒豚」の食べた時の特徴は、「歯切れがいい。軟らかい。うま味がある。さっぱりしている。」
  • 共同研究により、「かごしま黒豚」は他の豚肉よりも「うま味」や「甘み」を感じるアミノ酸が圧倒的に多いことが科学的に判明。
  • 食味試験により、「かごしま黒豚」が肉質の美味しさで重視される「軟らかさ」でも優位性が示された。

肉質の特徴 / 食味や食感

肉の筋繊維が細かくきめが細かい
食べたときに歯切れがよく、やわらかい
保水性が高く、脂肪組織の水分含有量が少ない
肉質がしまり、水っぽさがなくジューシー
中性糖やアミノ酸含有量など旨味成分含有量が多い
甘味を感じられ、旨味が多い
脂肪の溶ける温度が高い
脂がべとつかず、さっぱりしている

最新の研究結果で明らかに
科学的データが示したおいしさ

「かごしま黒豚」のおいしさは、最近の研究により、科学的にデータとして証明されています。
鹿児島大学と県畜産試験場などが行った研究の結果、「かごしま黒豚」は、国内産白豚や輸入豚に比べてうま味や甘みを感じさせるアミノ酸の量が圧倒的に多いことが明らかになりました。また、「かごしま黒豚」は保水性が高く、ビタミンB1を多く含むことも明らかに。更に、20代から50代の男女数十人に対し、食味試験を行ったところ、肉質の美味しさで重視される「軟らかさ」でも「かごしま黒豚」の優位性が示されました。

※白豚を100とした相対値で表示

数値が低いほど高評価

※白豚を1とした相対値で表示

消費者・バイヤーの評価~高い知名度と厚い支持~

ここがポイント かごしま黒豚の要点整理2
  • 生産者が築き上げてきた「かごしま黒豚」の評価は高い
  • 全国の銘柄豚の中で消費者・バイヤーともに最高の評価

県黒豚生産者協議会の会員が飼養方法にこだわりを持ち、築き上げてきた「かごしま黒豚」は、いまや全国的に知名度が高く、消費者からはもちろん、食のプロフェッショナルであるバイヤーなど多くの方面からも高く評価されています。
日経リサーチがバイヤーを対象に行った「ブランド豚肉調査」(H29.1.30日経MJ)によるとバイヤーの総合評価が最も高く、豚肉を取り扱っているプロからも高い評価を得られました。また、日本政策金融公庫が行った「バイヤー、消費者へのアンケート調査」よると、「かごしま黒豚」がバイヤー、消費者両方から最も高い評価を得られました。

バイヤー・消費者へのアンケート調査(H21.6 日本政策金融公庫 農林水産事業本部)

豚肉ランキング(消費者編)

消費者調査では、全国250ブランドのうち、「かごしま黒豚」の総合評価が最も高く、①味が良い、②産地のイメージが良い、③安全性に信頼がおける、④品種・飼料・飼育法などのコンセプトが良い、⑤産地や生産履歴の表示がわかりやすい、⑥価格に見あった価値があるなど12項目中11項目で最も多くの消費者から評価を得た。 また、消費者からは、「やはり他の銘柄に比べると一番美味しい。ブランドという感じがする」など名実ともに一番と認めれるコメントが寄せられた。

「バイヤー・消費者へのアンケート調査(H21.6)」(日本政策金融公庫 農林水産事業本部)


豚肉ランキング(バイヤー編)

バイヤー調査では、全国250ブランドのうち、「かごしま黒豚」の総合評価が最も高く、①消費者の認知度が高い、②産地のイメージが良い、③品質が良い、④安全性に信頼がおける、⑤味が良い、⑥取り引きに信頼がおけるなど16項目中14項目で最も多くのバイヤーから評価を得た。また、アンケートでは、一人のバイヤーに評価する豚肉ブランドを10銘柄まで挙げてもらったが、135人の回答者のうち、実に90人(73.8%)が「かごしま黒豚」の名前を挙げた。

「バイヤー・消費者へのアンケート調査(H21.6)」(日本政策金融公庫 農林水産事業本部)

今や世界レベル~日本を代表するブランドに~

ファンは世界へ。海外でも大人気。輸出量はどんどん増加中

ここがポイント かごしま黒豚の要点整理2
  • アジア圏を中心に輸出量増加中
  • その量、わずか5年で約8倍に
輸出量

アジア圏を中心に輸出量増加中
その量、わずか5年で約8倍に

かごしま黒豚の人気は今や日本国内に留まりません。香港やシンガポール、マカオなどに輸出され、平成28年度の輸出量は約53トン。平成23年度に比べて約8倍です。これは、海外での積極的な商談・PRを積み重ねてきた賜物。中でもアジア圏には広く認知され、中国、台湾、シンガポールなど6つの国と地域では海外商標登録も取得。鹿児島県食肉輸出促進協議会が指定する「KAGOSHIMA KUROBUTA」販売指定店は、シンガポールに9店、台湾に1店あります。(平成30年1月現在)

鹿児島県食肉輸出促進協議会

香港・マカオ・
中国・シンガポール・
タイ・台湾

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